YAPC::Asia Tokyo 2015 に参加しました
- 自分が聞いた2日間の中で良かったトークと、見るべきだったけど見れなかったトークについても載せておいて、次回の教訓にする
- 単純だけど重要なことは、「直感で見たいと思ったものを優先して見る(なんやかんや深く考え過ぎない)」、「良い人のトークは良いので内容が異なるのであれば次回も見た方が良い(良くなかった場合は後回しにする)」、ではないかと
- それぞれのスライドの技術的内容についてまとめたいのだけどボリュームが大きいので後回しにするとして、トークで感じたことなどをまずは載せていく
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- 自分がHTTP/2についておおよそ理解していることもあって前半からしっかりと頭に入ってきたこともあって、後半のTLS Session ResumptionやTLS Session Ticket、Perfect Forward Secrecy、に絡んだ内容が、ちょうど自分に足りない部分にマッチしたようで、自分の満足度もかなり高かった
- プレゼンが本当にうまい、気持ちよい早口で滑舌が良くて言い直しや曖昧な表現が少ない、一つ一つ言われたことが頭に入ってくる感じ、最高だった
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- ビッグデータオールスターズをUstで一部見たのだけど、内容的な重複がそれほど多いわけでもなく新しいと感じたし、また比較的初級者向けの内容だったこともあって理解しやすくて良かった
- イントロダクションが非常に丁寧で分かりやすい論文で、その後も読みやすくなる感じ
- 言われた通り内容は実装の詳細には踏み込んでいないけれど、Hadoop/AWS/GCPのエコシステムはそれぞれ複雑になっているので、こういった体系的な話を一度は聞いてみたいと思っていたし、結果良かった
Mackerel開発におけるScalaとGo、そしてPerl
- ずっとPerl中心でやってきたであろうはてなさんが、ScalaやGoに移り変わってきているところをまさに捉えた内容なので(Scala祭り行けなかったし)聞くしかないと思っていた
- 本当はもう少し複雑なんだろうけど図を簡単に書いてくれて、あそこはどうなってるんだ?と無駄に疑問に思うようなことは良くあるけれどそういうこともなく、明確な図で分かりやすかった
- プレゼンとしては、運用側からは何度か注意されていたようだけどマイクから遠くて声が小さくて聞き取りにくい箇所があった、でも話している内容は余計なことを言わず効率的に話している感じで良かった
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- こちらLTなので早口だったけど曖昧な部分が全くなく非常に分かりやすく駆け抜けていった
- MySQLに馴染んでいる方々がたくさんいる中であのプレゼン、全体が共感に湧いている感じが非常によかった、つまり自分もその中にいて理解できていて共感の中にいるという状況にちょっと感動
- スライドは面白く書いてあるけれど、内容はとても重要なことばかりで流行りのConsulから忘れかけていた王道の問題までカバーしていて知見の塊になってる
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- Miiverseについてはけっこういろいろこれまでも調べていたし、大規模なウェブサービス系の話は他にもよくあるだろうから他のトラックを聞きに行こう、と思って結果失敗、後からスライドを見るとすごく分かり易くできていたし調べなければわからないところも多々あって聞くべきだったなと後悔してしまった
- 全体的にいえば、監視・冗長化の裏にはConsulとの連携が光る、ログ収集はFluentdやNorikraでミドルウェアにおまかせ、可視化はZabbix、GrafanaもあるけどKibanaとMackerelが強そう、データベースはやっぱりちゃんとMySQLでRDBMSしてその上でキャッシュはMemcached/Redisでシンプルに、Hadoopエコシステムの潮流にはしっかり乗っとく、という状況なので、これらをしっかりと抑えたうえでその周辺技術にも手を伸ばしていかないといけないなと思う